2023年度 東北近海の8月〜10月のマサバ漁場予測
- このサイトは、東北近海(三陸海域)の8月〜10月のマサバ漁場の予測情報を提供しています。
次の1)に"本年の予測"、2)に"予測に用いる指標水温"、3)に"本年5月上旬の水温(現況)及び平年値との比較水温"、4)に"予測海域 の説明"を示しています。
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1)漁場予測(8月〜10月):2023年7月7日発表
2)指標水温の時系列変化
黒破線(□、■)は、指標となる金華山沖 (38-38.75N, 142-142.75E)の5月上旬の水温(0-50m深度:Y軸左の目盛り)の年変動を示します。■は本年の値です。青線(三陸北部海域)、緑線(三陸南部海域)は過去の東北近海におけるマサバ漁獲量の海域別の比率(Y軸右の目盛り)を示します。赤線は基準水温(9.7℃)を示し、高水温年は三陸北部海域、低水温年は三陸南部海域の漁獲が多くなる傾向を利用して、漁場予測をしています(詳細は 奥西ら,2020を参照)。
水温データは 海況予測システムFRAーROMS IIを利用しています。
3)東北近海の水温環境
左図は 海況予測システムFRAーROMS IIによる水深0-50mの5月上旬の平均水温を示す。また、右図は1995ー2017年の平均値と本年5月上旬水温の偏差を示す。
4)予測海域について
上記に示す金華山沖の水温は、上図の赤枠の範囲における水深0-50mの5月1日から5月10日の平均水温である(FRA-ROMS II現況水温)。 また、三陸北部海域は青枠、三陸南部海域は緑枠の海域を示す。
問い合わせ先
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所
海洋環境部(塩釜) 担当者:奥西
電話:022-365-1191, ファックス:022-367-1250
bathy@ml.affrc.go.jp
参画機関
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 水産研究本部 釧路水産試験場
地方独立行政法人 青森県産業技術センター 水産総合研究所
岩手県水産技術センター
宮城県水産技術総合センター
福島県水産海洋研究センター
茨城県水産試験場
千葉県水産総合研究センター
一般社団法人 漁業情報サービスセンター
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所
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マサバの写真は石戸芳男氏(元東北区水産研究所)から提供を受けました。
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