2022年度 東北近海の8月〜10月のマサバ漁場予測
- このサイトは、東北近海(三陸海域)の8月〜10月のマサバ漁場を予測情報を提供しています。
次の1)に"本年の予測"、2)に"予測に用いる指標水温"、3)に"本年5月上旬の水温(現況)及び平年値との比較水温"、4)に"予測海域 の説明"を示しています。
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1)漁場予測(8月〜10月):2022年6月24日発表
2)指標水温の時系列変化
黒破線(□、■)は、指標となる金華山沖 (38-38.75N, 142-142.75E)の5月上旬の水温(0-50m深度)の年変動を示します。■は本年の値です。青線(三陸北部海域)、緑線(三陸南部海域)は過去の東北近海におけるマサバ漁獲量の海域別の比率を示します。赤線は基準水温(9.7℃)を示し、高水温年は三陸北部海域、低水温年は三陸南部海域の漁獲が多くなる傾向を利用して、漁場予測をしています(詳細は 奥西ら,2020を参照)。
水温データは 海況予測システムFRAーROMS IIを利用しています。
3)東北近海の水温環境
左図は 海況予測システムFRAーROMS IIによる水深0-50mの5月上旬の平均水温を示す。また、右図は1995ー2017年の平均値と本年5月上旬水温の偏差を示す。
4)予測海域について
上記に示す金華山沖の水温は、上図の赤枠の範囲における水深0-50mの5月1日から5月10日の平均水温である(FRA-ROMS II現況水温)。 また、三陸北部海域は青枠、三陸南部海域は緑枠の海域を示す。
問い合わせ先
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所
海洋環境部(塩釜) 担当者:奥西
電話:022-365-1191, ファックス:022-367-1250
bathy@ml.affrc.go.jp
参画機関
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 水産研究本部 釧路水産試験場
地方独立行政法人 青森県産業技術センター 水産総合研究所
岩手県水産技術センター
宮城県水産技術総合センター
福島県水産海洋研究センター
茨城県水産試験場
千葉県水産総合研究センター
一般社団法人 漁業情報サービスセンター
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所
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マサバの写真は石戸芳男氏(元東北区水産研究所)から提供を受けました。
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